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IoT/M2Mシステムの構築をどう進めるか
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その1:エンド・ツー・エンドでシステム設計を考える

IoT/M2Mをシステム的に見ると図2のようになります。各種センサーなどにより実世界のさまざまな事象を把握し、収集・集積したデータを分析します。場合によっては、製造装置の動作を撮影した映像データとシミュレーションの結果を比較します。そして、その結果を活用することにより従来に比べ迅速、かつ正確にビジネス判断を行い、実世界の事象を高度、かつ精密に制御することで価値を創造するのです。
図2:IoT/M2Mシステムの構成
IoT/M2Mシステムでは、各種センサー等により実世界のさまざまな事象を把握し、収集・集積したデータを分析し、従来より迅速、かつ正確な判断を行い、実世界の事象を高度、かつ精密に制御することが可能。
【出所】 稲田 修一監修「M2M/IoT教科書」(インプレス)2015年をベースに作成

システム的に見ると比較的簡単ですが、これを実装するのは簡単ではありません。その理由はエンド・ツー・エンドでシステム全体を考える必要があるからです。センサーなどのデバイス、モバイルを含むネットワーク、クラウド、モニタリングなどのアプリケーションを一体で考える必要があり、幅広い知識が求められます。特に、ノウハウと経験が必要なモバイル対応やクラウド活用については、不安に感じられる向きも多いようです。その場合は、実装経験が豊富な専門家にアドバイスを受けた方が効率的に進めることができます。
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その2:クラウドを活用する

IoT/M2Mシステムの構築にあたっては、クラウドサービスの利用が賢明です。クラウドではツール類やさまざまなサービスが提供されており、これを活用し短期間で開発を行うことができます。低コスト化も可能です。また、クラウドでは、システム規模やデータ量に応じたコンピュータ資源が利用できます。必要なリソース量の見極めが難しく、また、データ量の増加とともにリソース量の拡大が要求されるIoT/M2Mシステムの構築に向いているのです。
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その3:情報セキュリティに十分な配慮を行う

IoT/M2Mシステムを構築する際には、情報セキュリティに十分配慮することが必須です。これを怠ると、問題が起こった時に会社の屋台骨がゆらぐ可能性があります。ポイントの一つは、これもエンド・ツー・エンドで考えることです。先日、コンビニや歯医者さんのモニターカメラの映像がネット上に流出しました。これはモニターカメラを安易にインターネットに接続したことが原因の一つです。モニターカメラなどのデバイス、ルーター、サーバーやクラウドサービスを一体で考え、対策することが必要なのです。特に、セキュリティ防護レベルが低いデバイスを接続する場合は、イントラネットに接続する方が安全です。十分なセキュリティレベルが確保された環境をどう構築するか、これはIoT/M2Mシステムを構築する際の重要な要件の一つであり、実装経験豊富な専門家にアドバイスを受けた方が良い領域です。
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その4:まずはやってみる

IoT/M2Mシステムを構築する際に大きな問題となるのは、費用対効果や投資回収時期の明確化などが十分にできないことです。特に、これらの活用経験がない場合には予測すら困難です。でも、これを理由に投資をためらう、あるいは遅らせることは間違いです。IoT/M2Mは、ライバル企業がその活用に成功すると競争環境が一気に変わります。その結果として、今まで長い年月をかけて築いてきた競争優位性を短期間で失う可能性があります。まさに業務改善の発想ではなく、リスク管理の発想が求められる領域なのです。

最初は要件定義ができず、試行錯誤でシステムを作っていく。環境が変わればシステムを素早く変更する。IoT/M2Mシステムにはそのような面があります。費用対効果や投資回収時期の見積もりが元々難しい側面を持っているのです。数値などの目標管理ではなく、どのような価値を創造したいのかという目的管理が有効な領域です。この特徴を理解するかどうかが、新しい時代に生き残ることができるかどうかの分かれ道となります。
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Surve-iカフェテリア式IoT/M2Mプラットフォーム
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